案件獲得マニュアル

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あらかじめご了承ください。

  1. 副業を行う際に、重要なクラウドソーシングとは?
     
  2. 営業の事前準備・プロフィール作成
     
  3. 初心者ならコレだけでOK!良案件の探し方
     
  4. 【知らないと失敗する】お仕事獲得の基礎を解説
     
  5. こんな募集には気をつけて!応募しない方がいい案件の見分け方
     
  6. 【テンプレ付き】実践的な営業のやり方
     
  7. お客様の評価を高め、継続的にお仕事をもらう方法
     
  8. まとめ

ひとことで言えば、作業者と発注者を結ぶマッチングサイトです。

クラウドソーシングを使うメリットは、

初心者でも案件を受注しやすく、最初の実績作りに便利であること。

実績がない状態で企業に直接営業をかけるって、ハードル高いですよね?

そもそも、その会社がサイトやアプリの開発を求めているのかもわからないですし。

提案したところで、断られる可能性も高いです。

しかしクラウドソーシングは、すでに「サイトを直したい」「アプリを開発したい」と思っている企業や個人が利用するもの。

なので、すでに需要があることは分かっている地点から営業をかけられます。

「営業」というとハードルが高く見えるかもしれませんが、テキスト上で声をかけるだけですので。

HSPでも取っ掛かりやすいです。

あとは料金の未払い問題が発生しないこと。

企業との直契約では、料金を未払いのまま揉めたり、連絡がつかなくなったり、、

お金に関するトラブルが極稀に起きます。

実際、私はトラブルに巻き込まれたことないですが、周りのフリーランスとかだと一定数います。

しかしクラウドソーシングを使えば、この金銭トラブルが一切起きません。

というのも、流れとして


仕事の受発注の仮契約が決まる

↓↓↓

発注者がクラウドソーシングに報酬を預ける

↓↓↓

入金が確認された後で、本契約になる

↓↓↓

納品後は発注者からではなく、クラウドソーシングから報酬が振り込まれる


となっていて。

そもそも発注者が振込をしないと、本契約に移れない。仕事を進められないようになっているんです。

料金の未払いがほぼ確実に起こらないモデルなので、安心感はありますね。

デメリットとしては、マッチング手数料として報酬の一部を運営元に納めないといけないですが…

それでも未払い等のトラブルに遭うよりは良いと思います。

なので副業の1歩目はぜひ、クラウドソーシングを利用してみてください。

ちなみにおすすめのクラウドソーシングは下記の2つ。

1.クラウドワークス

参照:https://crowdworks.jp/

2.ランサーズ

https://www.lancers.jp/l

この2つはクラウドソーシング界の老舗かつ最大手なので、これさえ登録すれば間違いないです。

案件数も日本最大級で。

私の知り合いだとクラウドワークスだけで月50万とか受注してる人もいます。

どちらも無料で登録できますし、ぜひ中身を覗いてみてください。

なぜプロフィールを作成する必要があるのか?💭

そもそも仕事というのは信頼の元で、発注の有無が決まります。

いきなり身元も実績もわからない人に、仕事をお願いするなんて、できませんよね?😔

発注者はお金を支払うわけですから、信頼できる人にお願いしたくなるのは当然のこと。

なので、まずはプロフィールを整えて、信頼を獲得しましょう!

というお話しです。

じゃあ、信頼を獲得できるプロフィールにするには、何が必要なのか?

下記の項目は必ず入れたいところです…!


1.名前:

ハンドルネームよりも本名のほうが信頼は獲得しやすいです

2.写真:

顔写真があるかないかで、発注者側の信頼度は変わってきます。

顔も分からない人に数十万円分もの仕事を発注したいと思うでしょうか…?

と、考えると、やはり顔写真はあったほうが良いですよね。

3.自己紹介:

・働き方

フリーランスなのか、副業サラリーマンなのか?主婦なのか?等

・できること

対応できる言語、開発領域

・稼働時間

1日◯時間稼働できます、週◯〜◯時間など

また、連絡・作業の対応ができない曜日や日時も入れておくと印象は良い

発注者としては「◯時間稼働できるってことは、これくらいの期間で納品してもらえそうだな〜」と、仕事の進め方をイメージできる。

1番怖いのは、仕事を発注したけど期日までに納品されないこと、なので。

稼働時間は絶対に書いてあげたほうが良いです。

ちなみに私がプロフィールを作るなら…

こんな感じにします↓

>>>私のプロフィール例

ぜひこちらを参考に、営業前の準備を進めてみてください。

良案件を探す秘訣は、たった1つ。

とにかくクラウドソーシングの案件を更新して見ることです。

クラウドソーシングには毎日膨大な数の仕事が登録されます。

なので案件を毎日確認することで、その時々の単価相場も把握しやすく、

割の良い案件なのか、悪い案件なのかを判断できるようになります。

クラウドソーシングで発注されてる仕事って、納期がカツカツだったり、報酬が少なかったり。

たまに微妙なものも紛れてるので。

見る回数を増やして、案件選定の目を養いましょう。

必ず最初にチェックしておきたいのは、

1.そもそも自分のスキル感に合った仕事なのか?

クラウドソーシングは作業者・発注者の双方にお互いを評価する機能があります。

低評価をつけられてしまうことで、今後の仕事獲得が難航する場合も考えられるので

自分がこなせるレベルの案件なのかは、事前に細かく確認しましょう。

2.お客様側で使用素材は用意してくれるのか?

素材の用意やお客様チェックで割りと時間がかかります。

事前に確認しておかないとタダ働きで、素材探しからやることになるので注意です!

3.自分が担当する作業範囲はどの部分なのか?

担当する部分を把握

↓↓↓

工数の計算

↓↓↓

報酬が妥当な金額なのかを判断する

という手順で進めないと、気づいたら時給換算で400円になってた…とか!

起こり兼ねないので、事前に工数の見積もりと時給換算は必ずやりましょう。

4.仕事を進める上で、守るべきルールの確認・策定

たとえば、納品後の修正回数◯回までは無料で請け負います…!とか!

先に条件を提示しておかないと「修正はお金がかかるなんて言ってなかっただろ!」と指摘され、ずっとタダ働きを行うハメになります。

なので、必ず修正等のルール策定は事前に行い、トラブルが起こりにくい環境を自分で構築していきましょう。

1.応募者数がすでに多い案件

応募したところで、ライバルが多すぎて受注できないかもしれません…!

営業をかける時間がもったいないです!

2.応募開始からの期間がかなりたっている案件

すでに受注者が決まっているものの、ページが閉鎖されてないだけの可能性があります!

こちらも同じく、営業をかける時間がもったいないです!

3.仕事に関する説明が少ない・曖昧

発注者側が依頼の詳しい中身を把握できてない可能性があります。

企業によっては、「案件を依頼するだけの仕事」を事務員が担当してる可能性もあるので…!

コミュニケーションコストがかかり、やり取りの難航も予想されます。

結果的に自分の時給を下げることになるので、注意が必要です。

4. 発注回数が「0」、または評価が「低い」

発注未経験のお客様とのやり取りは、コミュニケーションコストがかかります。

こちらも自分の時給を下げる行為になるので、注意が必要です。

あとは過去に低評価がつきすぎて、アカウント新規作成で作り直してる可能性もあるので…。

私の場合、発注回数0のお客様は基本的に避けるようにしてます。

あとは低評価がついてる発注者。これは言うまでもなく、トラブルに巻き込まれる可能性が高いので注意が必要です。

営業の際は、最低限、下記の項目を押さえるようにしましょう。

1.軽く自己紹介(長すぎると読んでくれなくなるので注意が必要です)

2.仕事に関する実績、なければ意気込み(ポートフォリオがあれば掲載必須です)

3.自己PR

4.「お力になれれば幸いです」等の締めの挨拶

ちなみに、仕事と受注できない、悪い営業文の例は以下の通り▼


初めまして!こんにちは!!

最近LancersにてWEBアプリ開発系の案件をこなしています。

単価が高いお仕事をしたいと思い応募いたしました。

継続的にこちらの案件を受けたいと考えていまして、1日3時間で週に15時間は作業にあてれます。

経験はあまりありませんが、納期をきっちり守り責任を持ってWEBページの作成に取り組もうと思います。

よろしくお願いいたします。


・自己紹介がない!

・Web制作系って、具体的になに?

・単価が高い仕事なら何でもいいの??

・経験ないの?じゃあ頼まないよ…

と、ツッコミどころ満載です。

 

特に多いのは自分が初心者であることの公言。

仕事の受注で大事なのは何でしたか?💭

信頼でしたよね!

信頼を獲得する上で「初心者」という言葉は果たして必要なんでしょうかってことです。

絶対に言わないほうが信頼は得やすいですよね。

そもそも、クラウドソーシングを使って仕事を取ろうとしてる時点で、プログラミングのプロフェッショナルのはず。

万が一のために保険をかけるような「初心者宣言」は、逆に信頼を落とします。

絶対に言わないように気をつけてください。

最後に、仮提案文を作ってみたので、こちらもぜひご覧ください!

>>>クラウドソーシング提案文の見本

ちなみに…

営業が通ったからといって、必ず仕事を受注する必要はありません。

最初は営業に慣れるために、いろんな案件に営業をかけて経験を積むのはありだと思います!

ただし、やりすぎると冷やかしにもなってしまうので、同じお客様に何度も営業をかけるのはやめておきましょう。

継続的にお付き合いするためには4つのポイントがあります。

1.納期を守る・早めに納品する

クラウドソーシング上の人たちは、基本的に納期を守りません(苦笑)

実は過去に私もクラウドソーシングで発注してた時期がありましたが、「おばあちゃんが亡くなったので…」と嘘をついて飛ぶ人がたくさんいました…

なぜかみんな、納期近くになると、おばあちゃんが亡くなる人ばかりです😅

これがクラウドソーシングで仕事を受注してる側の民度です。

なので変な話、納期をしっかり守るだけでお客様の信頼を獲得できます。

もし納期を超えそうな場合でも、早めに連絡を入れれば問題なし。

報連相ができる人もあまりいない印象なので、当たり前のことを当たり前にやるだけで勝てます。

2.事前に要求されたクオリティは必ず担保する

そもそも契約を取るってことは、今、あなたが求めてるものを作ります!!

という宣誓でもあります。

なので、契約時に提示された最低条件は必ず守るようにしてください。

逆に言えば、求められてるもの以上を作る必要はありません。

お客様がいるクライアントワークでは、お客様の感情が正義です。

お客様からOKが出れば正解の世界なので、求められる以上の価値を必ずしも提供する必要はありません。

(もちろん、できるに越したことはないですが、毎回やってると時間が無限に溶けます…)

3.連絡は基本即レスで返す

連絡に即レスするだけでも、お客様の信頼は勝ち取れます。

返信に時間を要する場合でも「確認の上、後ほどお返しいたします」と言えるなら最高ですね。

これ、かなりポイント上がるので、ぜひ!!

4.分からないまま仕事を進めない

分からないまま仕事を進めてしまうと、お客様のご要望からそれた成果物ができてしまいます。

なので、分からないことがあるなら、素直に聞くこと。

クライアントとのやり取りは基本的に、オンラインなのでHSPの方でも安心です😌

理想は作業に取り掛かる前のヒアリングで、分からないことが全て潰れている状況。

あとはプログラミングで組み立てるだけの状況にできていると、一人前の開発者かなと思います!

ぜひ上記4点を意識して、継続的にお付き合いのできるクライアントを増やしていきましょう。

仕事の獲得方法について、いろいろお話ししましたが…

結局のところ、1番大事なのは「信頼」です。

いかにお客様から「デキる人だ」と思われるかが重要。

お客様は常に仕事がデキる人を求めています。

「どうすれば信頼を獲得できるか?」を考え続けることが、営業を通す秘訣です。

営業というと、複雑に考えてしまう人が多いですが、極論コレだけで仕事は十分とれます。

どうか、信頼を勝ち取れる。そんな開発者になっていきましょう。

以上でこちらの特典を終了とします。

なお、こちらの特典ページは随時更新を予定しておりますので、大事に保管いただけますと幸いです。